累積投票

累積投票とは、定款で「取締役の選任決議は、累積投票によらない。」と記載しない限り(定款による累積投票の排除)、株主の請求があれば、取締役の選任決議方法として採用される制度です(会342)。

株主総会で2名以上の取締役を選任する場合、各株主の議決権に対し、選任する取締役数と同数の議決権が与えられます。そして、株主はその与えられた議決権の全部を1人の取締役候補者に投票してもよいし、数人の候補者に分けて投票することもできるのです。その投票の結果、得票数の多い者から、順次取締役に選任されるというものです。

本制度は少数派株主の経営参加を保護する趣旨があるのです。

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