概要
倫理的消費(エシカル消費)とは
消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。
エシカルの覚え方
- エ:影響を
- シ:しっかりと
- カル:考える
環境に配慮された消費
環境に配慮した製品の購入はグリーン購入と呼ばれ、日本では20年以上の歴史があり、グリーン購入法や環境配慮契約法などが整備されています。
循環型社会を形成するための法体系
地方自治体や民間企業ではグリーン購入の努力義務を、政府やその関係機関はグリーン購入の義務を負わされています。
- 平成29年4月 「倫理的消費」調査研究会 取りまとめ
(座長: 東京大学名誉教授 山本良一)
グリーン購入法
循環型社会の形成のためには、「再生品等の供給面の取組」に加え、「需要面からの取組が重要である」という観点から、平成12年5月に循環型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定されました。
一般社団法人エシカル協会
私たちは日々、何かしら消費をして生きています。食料、洋服、エネルギーなど1日の生活を振り返ってみても、多くのモノを消費しています。では、それらが誰の手によって、どこで、どのように作られたか、考えたことはあるでしょうか?自分で意識的に調べない限り、それを知ることはありません。
けれども、私たちが消費しているモノの生産背景を知ることは、とても大事なことです。なぜなら、それが世界中で今緊急課題とされている、「貧困問題」、「人権問題」、「気候変動」を解決するための、大事なきっかけとなるからです。
これらの問題は先進国の人々が大量生産、大量消費を繰り返してきたことによって、社会的に立場の弱い生産者が搾取され、貧困に喘ぐ状況が生み出されたり、地球の再生能力よりもはるかに早く、有限な資源を使い果たし環境を破壊しているのです。